人外魔境・淫妖魔譚 【蛇女編】3部−2

                       声:織田リコ 作:もちだ弁慶

この作品はフィクションであり、空想の物語です。
【触手蛇穴の章】ショクシュジャケツノショウ
逆さにしっぱなしでは、頭に血がのぼってしまうな。
地面からは浮かせたままで、正面に向き直してやろう…。
どうだ…気分は良好か。
《男 …はい》
そうか、それは良かった。
《ブジュル…》
お前の尻の肉穴から、私の蛇の尾を抜いてやった。
これを舐めろ。
今まさにお前の尻の中で活躍し、そこから出てきた「私の体の一部」だ。
ほら…。
《男 …んぐ》
ふふっ、そうだ…。丁寧にしゃぶれ。
私が居なければ、お前は孤独だったはずだ。
悦びを教えた主(あるじ)への、比類なき忠誠を示せ。
《男 …ジュブ》
もっとだ…。舌をうまく使え。
すみずみまで綺麗に舐め終わったら…また入れてやる。
脚を開け。
んっ…。
《グジュル… 男…ぅ》
さすがにもうヌルヌルと入って行くな…。
お前の「尻の肉穴」は感度がいい。
だがこれだけではない…。私の体を見よ。
ちょうど上半身の人の体と、下半身の蛇の体の…「つぎ目」あたりだ。
人間で示せば、股間にあたる。
この蛇腹(じゃばら)の部分がパックリと…縦に割れてゆく。
《グプ、ジャャァ…》
生々しく赤みを帯びた粘膜(ねんまく)の内側から…私の生殖器官が、触手となって現れる…。
《グジュルル… 男 …!》
さすがに驚いているな、ふふっ…。
口を開いた触手の先が…「濡れた肉うろ」の中身を晒(さら)している。
ここはお前の「オスヘビ」にとって、居心地のいい場所だ。
「人間のメスの性器」など、比較にならないほどの「快楽」を教えてやろう。
《男 いきり勃っている》
私の血肉を喰らい絶倫となったお前は、すでに「いきり勃ち方」が尋常ではない。
すぐに入れて楽にしてやる…。
入るところを見ておけ。
んっ…。
《グジュ、グジュル》
お前の「ヘビちんぽ」が…得体(えたい)の知れない「触手の口の中」へ…。ズブリ、ズブリと…呑み込まれてゆく。
赤く膨れた「オスヘビの頭」が、血管の浮き出す「胴体」が…あっというまに根元まで……丸呑(まるの)みにされてしまう。
お前にとって初めて感触…。この柔らかな「肉うろ」の中身は、まるで深海にひそむイソギンチャクのように…内部からも無数の触手をからみつけ、まだ知らぬ悦びの淵(ふち)へと…引きづり込もうとする。
私の触手は、搾精(さくせい)の本能だけで動いている…。
私に有りながら、私にコントロールできる「生き物」ではない…。
お前が「自らの昂(たか)ぶり」を自由にできないことと……同じだ。
ほら、うごめいている。
《グジュ、グジュリ…》
上から下から…横から斜めから…。
波を打つように連なる触手の群れが…お前の「ヘビちんぽ」を取り囲み、いいように弄(もてあそ)ぶ。
お前のそこはビクビクと脈を打ち…内部の触手に巻かれても、撫でられても…ただそれに耐えているだけで、何もできない…。
ヌラヌラと呑み込まれ、圧倒的に支配されるお前は…為す術(すべ)もなく、されるがままになる。
《グジュ、グジュジュ…》

                         (六章より抜粋)